生活水準を迂闊に上げてはいけない
小学生の頃にお気に入りでよく読んでいた漫画がある。
読売新聞日曜版で連載していた「あたしンち」だ。
その中でも、母が長女のみかんに「身の回りの生活必需品は常に一番安い物を買わないといけない。ワンランク上の物を買うと、もう下のランクの物は使えない」と諭す回が印象に残っている。
(何巻収録の何話か忘れてしまったので知ってる方は教えてください)
小学生の頃にこの話を読んだ私はなるべく生活水準を上げずに生きてきた。
生活必需品は実家と同じ物を買っている。
(実家は決して贅沢をするような家庭ではない)
しかし、無意識のうちにランクを上げてしまった物がある。
①煎茶
会社に置いてある、社員用の茶葉がどう見ても高級そうな物だった。茶葉に産毛のようなものが浮いていたので恐らく新茶だ。
なんて贅沢なんだ。そう思いながら毎日飲み続けた。
その結果、安い茶葉の茶が美味しく感じなくなった。追い打ちをかけるように、社員用の茶葉が安い物に変わってしまった。
美味しい煎茶を飲みながら仕事をしていた頃に戻りたい。自分で買うしかないのか。
②コーヒーゼリー
生意気にもコンビニで雪印メグミルクのコーヒーゼリーを買ってしまった。
美味しい。コーヒーゼリー部分が濃くてほろ苦く、ミルクも濃くまろやか。
しかし良いお値段だ。3個で87円のコーヒーゼリーに戻ろう……としたのだが。
コーヒーゼリーもミルクも味が薄い。
しかし贅沢は出来ぬ。何としても向こう側(安い方)へ戻らなければならぬ。
やはり贅沢は敵だ。
これからも生活水準を維持する事が目標だ。
上げず下げずが理想だ。
(上のふたつは下げないとね!)